バイクで走行する際の体感温度について意識していますか?
12月から2月は冬本番に入るため、バイクでの走行はしっかりとした防寒対策が必須になります。
今回は、服装選びの参考にできる、東京都で観測した2019年12月〜2020年2月の気温と湿度を元に、体感温度を算出した記事になります。
記事後半では、冬のおすすめ装備を紹介しています。
月別体感温度表
では早速、月ごとの体感温度を見ていきましょう。
冒頭でも紹介した通り、東京都が公表をしている、前年同月の最低気温・最高気温及び、平均湿度を目安に算出しています。
※皮膚に付着した水分の蒸発や、直射日光による体感温度は計算に含めていません。
12月
体感温度(最低・最高気温:2.2℃〜18.9℃、平均湿度:66%)
外気温(℃) | |||||||
0 | 5 | 10 | 15 | 20 | |||
走行速度 | 10 | -9.4 | -3.6 | 2.1 | 7.9 | 13.7 | |
20 | -13.4 | -7.1 | -0.8 | 5.6 | 11.9 | ||
30 | -15.6 | -9.0 | -2.4 | 4.2 | 10.9 | ||
40 | -17.0 | -10.2 | -3.4 | 3.4 | 10.2 | ||
50 | -18.1 | -11.1 | -4.2 | 2.8 | 9.7 | ||
60 | -18.8 | -11.8 | -4.7 | 2.3 | 9.4 | ||
70 | -19.4 | -12.3 | -5.2 | 2.0 | 9.1 | ||
80 | -19.9 | -12.7 | -5.5 | 1.7 | 8.9 | ||
90 | -20.4 | -13.1 | -5.8 | 1.4 | 8.7 | ||
100 | -20.7 | -13.4 | -6.1 | 1.2 | 8.5 |

どうやって表を見たらいい?

先ずは、バイクに乗る日の予想最高気温・最低気温をチェック。
縦軸はその気温の数値と近いところ、横軸で走行する際の速度域を確認すると良いよ。
1月
体感温度(最低・最高気温:0.6℃〜18.6℃、平均湿度:65%)
外気温(℃) | |||||||
0 | 5 | 10 | 15 | 20 | |||
走行速度 | 10 | -9.3 | -3.6 | 2.2 | 7.9 | 13.7 | |
20 | -13.3 | -7.0 | -0.7 | 5.6 | 11.9 | ||
30 | -15.5 | -8.9 | -2.3 | 4.3 | 10.9 | ||
40 | -16.9 | -10.1 | -3.4 | 3.4 | 10.2 | ||
50 | -17.9 | -11.0 | -4.1 | 2.8 | 9.7 | ||
60 | -18.7 | -11.7 | -4.7 | 2.4 | 9.4 | ||
70 | -19.3 | -12.2 | -5.1 | 2.0 | 9.1 | ||
80 | -19.8 | -12.7 | -5.5 | 1.7 | 8.9 | ||
90 | -20.2 | -13.0 | -5.8 | 1.4 | 8.7 | ||
100 | -20.6 | -13.3 | -6.0 | 1.2 | 8.5 |
2月
体感温度(最低・最高気温:-2.1℃〜18.2℃、平均湿度:55%)
外気温(℃) | |||||||
-5 | 0 | 5 | 10 | 15 | 20 | ||
走行速度 | 10 | -14.0 | -8.5 | -3.0 | 2.5 | 8.0 | 13.5 |
20 | -18.4 | -12.4 | -6.3 | -0.3 | 5.7 | 11.7 | |
30 | -20.8 | -14.5 | -8.2 | -1.9 | 4.4 | 10.7 | |
40 | -22.3 | -15.8 | -9.3 | -2.9 | 3.6 | 10.1 | |
50 | -23.4 | -16.8 | -10.2 | -3.6 | 3.0 | 9.7 | |
60 | -24.3 | -17.6 | -10.8 | -4.1 | 2.6 | 9.3 | |
70 | -24.9 | -18.1 | -11.3 | -4.5 | 2.3 | 9.1 | |
80 | -25.5 | -18.6 | -11.8 | -4.9 | 2.0 | 8.8 | |
90 | -25.9 | -19.0 | -12.1 | -5.2 | 1.7 | 8.6 | |
100 | -26.3 | -19.4 | -12.4 | -5.4 | 1.5 | 8.5 |
冬のおすすめ装備

12月〜2月にかけてのバイクの運転は、走り出す度に寒さを感じるようになります。
そのため、できる限りの防寒対策をおこなうことが大切です。
特に、防寒対策をしっかりと行い、冬用グローブを着用していても、結露などにより手先が一番初めに冷え始めるため、電熱グローブの使用がおすすめです。
防寒対策のいろいろ

防寒対策を検討する場合に、知っていると役立つ内容を記載しています。
真冬でも革製ジャケットを着る!
冬場でも革製のジャケットでビシッとキメて、バイクに乗りたいと考えている人も多いと思います。
しかし、革製のジャケットは防風性能・保温性能がほぼ無いため、真冬には向いていません。
それでも革ジャンを着用してバイクに乗りたい場合は、以下の点に注意することで、寒さを和らげることができます。
1は厚手の服などを着込み、隙間を無くすことで、襟・袖口・裾から入り込んだ空気が身体中を廻り、寒くなるのを防ぎます。
2は防風インナーを着ることで、袖口・裾・生地から入り込もうとする空気を防ぎます。
3はハンドルを握るために前方へ向けている腕に、袖口から入り込もうとする空気を、グローブで対処します。
これらの対策を行うことで、冬場でも革ジャンを来てバイクに乗れる日が増えます。
※それでも他の防寒対策と比較すると寒い。
レインウェアは防寒対策に打ってつけ
防寒対策が不足している状態で、急遽、真冬にバイクに乗らないといけない状態になった場合は、雨具を使うことで、防寒対策ができます。
(もちろん、バイク用の防寒対策に加えて使っても効果あり!)
雨具は雨の侵入を防ぐだけでなく、風も通さないため、防風アウターのようにして使うことができ、寒さを和らげることが可能です。
冬用の雨具であれば中綿が入っているため、それだけでも防風+保温がされます。
夏用の雨具は風の侵入を防ぐだけですが、中に厚手のダウンを着用したりなど、私服で行う防寒対策レベルで、暖かい状態でバイクに乗ることができます。
個人的には、雨対策用+真冬の防寒対策用と、1着で2役活用できる夏用の雨具の購入をおすすめします。
冬のバイクで走行中の体感温度まとめ

2019年12月〜2020年2月の東京都の平均気温・湿度を元に、速度域ごとの体感温度を示しました。
冬場のバイクは、防寒対策をしっかり行わないと、確実に後悔をします。
特に、電熱グローブは真冬の防寒対策に打ってつけですので、購入を検討してみてください。
また、冬は早朝や山間部で、路面が凍結していたり、落ち葉が道路上に散乱していることが多いため、十分に注意して走行してください。



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