エンジンオイルを抜く
エンジンオイルを抜くために、車体下部にあるオイルパン(エンジンオイルが溜められている場所)の下にオイル処理キットを設置します。
ドレンボルトを緩めます。(ボルトは反時計回りで緩みます。)
ドレンボルトが抜けた瞬間に、エンジオイルが勢いよく流れ出てきます。
※地面に流れ出ない様、エンジンオイルが流れ出る方向に注意してオイル処理キットを設置しましょう。
エンジンオイルの流れが悪くなったら車体を起こし、残ったオイルを出します。
更に、車体を左右揺らし、抜け切らなかったオイルも抜きます。
オイルフィルターを交換しない場合は、「ドレンボルトの締め付け」に進みます。
オイルフィルター交換
オイルフィルターを外す前に、ダンボールを使って防汚処置をします。
オイルフィルター下部のエキパイ(マフラー)にダンボールを敷き、オイル処理キットへと流れ出るように固定します。
こうすることで、オイルフィルターから出てきたエンジンオイルが、マフラーに付着するのを最小限に抑えることができます。
オイルフィルターレンチを使ってオイルフィルターを外します。(緩む方向は、反時計回り。)
オイルフィルター内部にエンジンオイルが溜まっているため注意してください。
オイルフィルターが外れたら、パーツクリーナーとウエスを使って掃除をしましょう。
※パーツクリーナーは油分の除去できるスプレーです。エンジン内部にパーツクリーナーを噴射しないでください。
新しいオイルフィルターのOリングに、エンジンオイルを塗ります。
Oリング(ゴム製のパッキン)にオイルを馴染ませることでオイル漏れや固着を防ぎます。
オイルフィルターを取り付けます。(締め付け方向は時計回し)
オイルフィルターは強く締めすぎやすいパーツです。締めすぎるとオイル漏れや、ねじ山の破損、次回交換時に外せない原因になります。
- トルクレンチを使用する場合は、10〜14N・mで締め付ける。
- 手締めをする場合は、Oリングが接触してから4分の3回転を目安に締め付ける。
ドレンボルトを締める
エンジンオイル出口周辺とドレンボルトを、パーツクリーナーとウエスを使って清掃します。
ドレンボルトに新しいワッシャーをはめ込みます。ワッシャーの角が丸まっている場合は、角がある面を車体側に向けて取り付けます。(エンジンオイルの漏れを防ぐため)
ドレンボルトに新しいワッシャーをはめ込み、ドレンボルトを締め込みます。
ドレンボルトの締めすぎに注意。(ドレンボルトorねじ山の破損につながります。)
- トルクレンチを使用する場合は、30N・mで締め付ける。
- 工具を使って締め付ける場合は、ワッシャーが少し潰れる程度。
エンジンオイルを入れる
新しいエンジンオイルを入れるため、車体右側にあるオイルフィラーキャップを外します。
オイルフィラーキャップが外れた穴に”じょうご”を差し込み、吹きこぼれに注意してエンジンオイルを注ぎます。
※1L缶に付属するホースのみを使った給油は、吹きこぼれやすいためおすすめしません。
1L以下の調整が必要な場合、計量カップを使うことで量の調整が容易になります。
規定量のエンジンオイルを入れることができたら、オイルフィラーキャップを戻し、車体を直立させた状態でオイルゲージの確認をします。
エンジンオイルがレベルゲージの中に収まっていれば問題ありません。
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