ツーリング途中に雨に降られてしまい、バイク共々ずぶ濡れになってしまった。という経験はありませんか?
これからバイクを乗り始める方も、いずれはそういう場面に遭遇します。
この記事では雨がバイクにどの様な影響を及ぼすのかを含め、行うと良い良いメンテナンスを紹介します。
洗車
必ず行うべきメンテナンス
まず、一番大切なのが洗車をすることです。
雨水には硫黄酸化物や塩素・ナトリウムなどの不純物が含まれており、これらがバイクの隅々に付着することにより、年月をかけて腐食していきます。
早い段階で不純物を洗い流すことにより、腐食を防止できますが、飛び石や転倒傷がある箇所に雨水が付着すると、錆が進行しやすくなるため早急に修理をしましょう。
チェーンへの給油
行うとよいメンテナンス
チェーンの給油をしましょう。
雨が降る中の走行に限らず、雨上がりなどの濡れた路面を走行すると、チェーンに付着した水分が油をまとい、路面やフェンダー・チェーンカバーなどに飛散してしまいます。
チェーンの油分が無くなってしまうと、チェーンが伸びてしまい、走行時のアクセルレスポンスの低下や寿命の短縮につながります。
清掃を含めた本格的なメンテナンスは、プロに任せることも良いですが、チェーンの給油は定期的に行うべきなので、最低限の給油(スプレーで吹き付ける)は自身で行うことをおすすめします。
クラッチワイヤーの給油
半年〜1年周期で行うとよいメンテナンス
クラッチワイヤーの給油をしましょう。
走行中にバイクを走らせると、あらゆる隙間に雨水が侵入します。
一見、ワイヤーにカバーがかけられているため問題が無いと思いがちですが、クラッチレバーの根元から雨水が侵入します。
また、雨水と共に細かい砂や埃も侵入し、ワイヤーに付着した油分が流れレバーの動作不良(クラッチが重くなる等)に至ります。
雨天走行後、毎回でなくても良いですが、半年〜1年程度を目安にワイヤー類の給油を行うと良いでしょう。
電気部品への影響
雨天走行後は、電気部品に異常が無いか確認をしましょう。
各スイッチ類に雨水が侵入することにより、ウインカーなどが点灯しなくなっている可能性があります。
事故にも繋がる部分ですので、次回の走行前にも確認することをおすすめします。
雨天走行後のに行うべきメンテナンスまとめ
雨天走行後・濡れた路面を走行した後に行うべきメンテナンスについて紹介しました。
ちょっとしたメンテナンスを行うことで、バイクの寿命は大幅に伸ばすことができます。
メンテナンスを行うことでも、バイクへの愛着を深めることができると思います。まずは簡単な洗車・チェーンの給油からはじめ、次第に難易度の高いメンテナンスにチャレンジしてみましょう。
また、各部品の寿命はバイクの保管方法にも大きく影響を及ぼします。バイクカバーをかけるなど、適切な保管方法でバイクの寿命を伸ばしましょう。
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