駐車時にバイクを転倒させたことがない人はラッキー!と言える程、多くの初心者ライダーが一度は体験する駐車時の転倒。
駐車している時にバイクが転倒する原因は、道路環境によるものと、外部からの衝撃による2つに分かれます。
この記事では、前者を更に深掘りした、坂道で駐車をする時の注意点を解説します。
坂道駐車で転倒を防止する方法
バイクを坂道に駐車する際、行うべきたった2つのポイントはこちら。
- 駐車時のバイクの向きに注意する
- ギアを上手く活用する
この2つの対策をすることで、外的要因(イタズラや風など)がない限りバイクが転倒することは無くなります。
ここからは、それぞれの項目を詳しくみていきましょう。
駐車時のバイクの向きに注意
傾斜のついた場所にバイクを駐車する際は、傾斜とバイクの向きに注意をしましょう。
この場合に最も安全にバイクを駐車する方法は、傾斜の上側にバイクの頭を向けて駐車することです。
理由はサイドスタンドの構造を考えれば簡単です。
どのバイクでも、サイドスタンドはバイクのフレームを軸に、下ろす場合は後方から前方、上げる場合は前方から後方に向けて動く構造になっています。
そのため、バイクの頭が傾斜の下側を向いていると、自重や外部からの衝撃で動き出した場合に、サイドスタンドが格納され、バイクは転倒してしまうのです。
ギアを活用する
駐車時の向きに加え、ギア(シフト)を1速に入れて駐車をすることで、安全にバイクを停める事ができます。(バイクが坂道の下を向いた形で駐車したい場合でもOK。)
3ステップでできる対策です。実際に手順を確認してみましょう。
Step.1 停車後にギアを1速に入れる
停車後、エンジンを切った後にギアを1速に入れます。
駐車場所に1速で入り込み、停車した場合は、ニュートラルに戻さずクラッチを握ったまま、エンジンを切っても問題ありません。
Step.2 バイクを下り側に動かす
傾斜の下っている方向に、バイクを動かしましょう。
ギアを1速に入れてからバイクを動かすことで、ギアが噛み合い、それ以上先にバイクが動かない状態になります。(タイヤを縁石に当てている様な状態になる。)
Step.3 サイドスタンドを使って駐車する
バイクが下らないことを確認したら、サイドスタンドを使って駐車します。
バイクを坂道で安全に駐車する2つのポイントまとめ
バイクのギアをニュートラルで坂道に駐車してしまうと、確実に転倒してしまいます。
今回紹介をした2つのポイントを意識し、安全対策に勤めましょう。
また、平面駐車場でもギアを入れて駐車することで、外的要因によるバイクの転倒を防ぐ事ができます。
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