U-Kanayaより販売されている、可倒式レバーのレビュー記事です。
手が小さい方であれば、純正のレバーではグリップから遠すぎて握り辛い。
純正なシンプルな見た目を変えたい。と考えている方におすすめできる商品でしたので紹介します。
商品紹介
U-Kanaya アルミ可倒式レバー TYPE-R
株式会社内商会さんより販売されている、可倒式のクラッチレバー・ブレーキレバーです。
現在の最新モデルでは、レバー可倒部のナットを廃止し、アジャスターの段階表示をナンバー表記からスケール表記としたことにより、すっきりした印象となっています。
各種機能については、従来モデルから変更はありません。
- 転倒時にレバーが欠損することを防ぐ可倒機構
- 根元からレバーが欠損することを防ぐスリット加工
- 風圧を逃がすための先端部の貫通穴
- 5段階で調整可能なアジャスター
カラーバリエーションも豊富で、レバー本体が(ツヤ有無含め)10色に、アジャスターが全8色と、全80通りの組み合わせが可能です。
可倒式レバー最大のメリット
その名の通り、レバーに倒れる機構がついています。
バイクで立ちゴケや転倒をした際に、レバーが曲がったり、折れてしまうのを防ぐことが出来ます。
純正のレバーは曲がりやすい・折れやすいので、ツーリング先で損傷させた場合に動かせなくなるリスクを回避できます。
レバー先端のスリット加工
可倒式レバーは、下から上に向けた力を逃がすことを目的としています。
しかし、バイクの倒れ方によっては、レバーに対し水平方向に力が加わる場合もあるため、先端にスリット加工を施し、レバーが根元から折れることを防ぎます。
余程、悪く無い限りは、レバーがスリット加工がされている部分で折れ、クラッチを切れない・フロントブレーキを握れないといったことはありません。
先端部の貫通穴
レバーの先端部分に風圧を逃がす貫通穴があります。
この貫通穴を設けることで、どれ程の空気抵抗を減らせるかは分かりませんが、デザイン的にはカッコよく見えるのではないかと思います。
また、こういった加工は安物にはできない部分ですので、他社製品・模造品などとの差別化を狙ったデザインだと感じます。
5段階で調整可能なアジャスター
レバー根元のダイヤルを回すと、グリップからレバーまでの隙間を調整することができます。
純正レバーの場合、ブレーキ側の調整は可能ですが、クラッチ側はあまり調整できません。
この可倒式レバーでは、簡単にアジャスターを使って調整することができます。
レバーを交換した理由
2019年8月に阿蘇に行った際、宿泊場所のホテルの駐車場で立ちゴケをしました。
踏ん張りつつ、優しく倒れたのですが、ブレーキレバーが少し曲がってしまいました。
また冬になってから、3時間程走行していると、クラッチレバーを握る左手の筋が痛くなることがありました。
毎週末、握り方を変え、痛くならないように試行錯誤をしていましたが、変化がないため、寒さにや冷え性による影響があるのではないか?と思い、交換をすることにしました。
余談ですが、私の手の大きさは手袋LLサイズで、握力は55kg程度。冷え性持ちです。
取り付けた感じは?
握りやすさ
最初の印象として、操作性の向上を感じました。
純正レバーは良い意味で、操作する際に滑る感覚があります。
この可倒式レバーは純正よりも角ばった形状をしているため、指に引っ掛けやすく、握るのが楽になった印象があります。
ただし、グローブをしていても角がある感覚がありますので、好き嫌いが別れるポイントだと思われます。
ドレスアップ効果
80通りの組み合わせで、バイクに合わせて好きなカラーリングにできるため、ドレスアップ効果が期待できます。
小さい部品なので気が付きにくい部分ではありますが、純正より見た目が良くなると思います。
レバーが変わったことで、ハンドル周りの印象が変わり、ミラーの交換もしたくなりました。
アジャスターでの調整幅
2018年式のCB400SF(2BL-NC42)純正ハンドルからの測定距離です。
- 最小幅:4.8mm
- 最大幅:6.0mm
- 最小幅:7.2mm
- 最大幅:10.0mm
夏用グローブ・冬用グローブで厚みが違う分、レバー側で握り易い位置に調整できるため、ロングツーリングでの疲労軽減が見込めると思います。
冬季の手の痛みについて
交換理由に挙げた、長時間の運転で左手が痛くなる問題。
交換後、4ヶ月が経過しましたが、手が痛くなることは無くなりました。
もし、アジャスターなどで握りやすい位置にレバーを変えても、手が痛い場合は、手袋を変えてみることをおすすめします。
レバー重量(純正と比較)
軽量化を求めている分けてはないので、特段気にしていませんが、取り外した純正レバーと比較をしてみました。
- 純正:136.4g
- UK:138.1g
- 純正:100.6g
- UK:133.5g
あまり違いはありませんが、部品点数が増えているので、若干、重量が増えています。
この程度の重量アップを気にするのであれば、おそらく体重を減らした方がメリット大きいですね(笑)
U-Kanayaアルミ可倒式レバーのレビューまとめ
以上、UK アルミ可倒式レバーのレビューでした。
可倒式レバーは、ツーリング中のレバー破損による不安を無くせる、良いカスタムだと思います。
取り外したレバーは念のために、シート下などに収納することをおすすめします。
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