今回は、バイクを購入したら必ず必要な防犯・盗難対策について、記事にしていきます。
せっかく悩みに悩んで買ったバイクですから、ある日突然無くなってしまった・・。といったことが無い様に、できる限りの対策を行いましょう。
また、防犯対策を行うと自然に保管方法が決まり、バイクの錆防止などにも一躍かいますので、しっかりと行うことをおすすめします。
最新の年間盗難件数
警視庁が公表しているバイクの盗難認知件数は、最新の平成30年で約1万台です。
バイクの盗難件数は減少傾向にありますが、盗まれたバイクが返ってきても、元の状態で帰ってくるとは限らない上に、ほとんどが傷や凹みができた状態で戻ってきます。
大切な愛車がそんな状態になるのは見たく無いですよね。
しかし、バイクの盗難はゼロになることは無いため、1日に何台・確率として何%と調べる前に、明日は我が身と思って対策をすることが必要です。
盗難から守るには手間を増やす
犯罪者は手間がかかるのを嫌います。
なぜ嫌うのか、想定できる範囲で考えてみました。
- 通行人が現れる可能性がある。
- 住宅の窓から見られる。
- 警察の巡回で見つかる。
- 異常を検知してセキュリティ会社が駆けつける。
- 手間取っている間に大きな物音を出してしまう。
- 動き回ることでカメラに顔が写ってしまう。
手間がかかることで、悪い材料になる事例はいくらでも出てきます。
そして、これらに共通していることは、持ち去るまでに時間がかかると、それだけリスクが増える(=盗むのを辞める)ことではないでしょうか。
盗まれやすいバイクの特徴
では、どういったバイクが盗まれやすいのか?
もうお分かりだと思いますが、盗まれるバイクの特徴は盗難対策をせず、ただ停めているだけのバイクがほとんどです。
犯罪者は盗もうとするバイクに価値があるのか、見定めてから犯行に及びます。
そのため、いかに犯人からバイクを隠し、盗み出すまでの時間稼ぎがどれだけできるかが重要です。
とりあえず、定番の組み合わせを紹介
盗難対策で一番ベターなのは、この組み合わせです。
盗難対策としては最低限ではありますが、これをしているだけで盗まれる確率は90%以上、下がると思います。
- バイクカバー
- チェーンロック
- U字ロック
そして、これらを使う場合でも、注意するべき点はありますので、続きをご覧ください。
一番大切なのはバイクカバー
なぜ、バイクカバーが必須アイテムなのか?
バイクカバーは紫外線や雨風によるバイクの劣化防止のためと思いがちですが、最大のポイントは泥棒に車種を判別させないという点です。
泥棒はマトモな利益がない限り犯行に及ぶことは無いので、目隠しを行う効果は絶大です。
そのため、バイクカバー+αのロックを追加するだけで、愛車を盗難・イタズラから防ぐことができます。
バイクカバー選定Point
- 前後輪に鍵の通し穴があるタイプを使う
鍵を通し、カバーを捲めくりにくくすることで、車種を判別さるのを防ぎます。
鍵は最低でも2つ付けよう
カバーの次は鍵です。
鍵は最低でも2つ、別タイプの鍵を組み合わせることをおすすめします。
2種類の鍵を組み合わせることにより、それぞれ破壊の方法が異なってくるので、時間を稼ぐことができます。
もし、付けている鍵が同じ種類のものだと、片方を外すことができれば、同じ手法・工具でその鍵も容易く外せてしまうので、おすすめしません。
では、具体的にどんな鍵が良いのか?見ていきましょう。
チェーンロック
チェーンロックは、前後どちらかの車輪(ホイール)に取り付けます。
同時にカーポートなどの支柱と、バイクカバーを輪の中に繋ぎ、地球ロックをしましょう。
そのため、全長2m程度のチェーンロックを使いたいところです。
チェーンの良し悪しは、太さと切断面が無いことで判断します。
チェーンロック選定Point
- 径が太いものにする
細いチェーンは簡単に切断できてしまうので、φ12以上をおすすめします。
- 切断面の無いもにする
輪っかに切断面があると、1ヶ所切っただけでチェーンは外れてしまいます。
U字ロック
こちらもチェーンロックと同様に、前後輪のどちらかに取り付けます。
U字ロックはタイヤのサイズに対し、大きすぎる物は避けましょう。内側から外側に向けて力をかけると、比較的簡単に外れてしまいます。
U字ロック選定Point
- なるべく小さいものにする
U字ロックは内側から外側に力をかけ、強引にロックを外す手法が多いです。
なるべく隙間を作らず、車輪にフィットするサイズのU字ロックを選びましょう。
ディスクロック
ディスクロックは、前後輪どちらかのブレーキディスクに取り付けます。
ディスクロックは小さいものが多いため、ツーリング先にも気軽に持ち運べるのが利点です。
しかし、これの弱点として上げられるのは、持ち主本人の失念です。
小さいが故にロックを解除するのを忘れ、ブレーキを破損・立ちゴケしてしまった。という事故が起こる可能性があります。
ディスクロック選定Point
- 本体からワイヤー等が伸びているものにする
ハンドルにワイヤーをかけておくことで、走行時に取り外すのを忘れない。
グリップロック
グリップロックは、アクセル側のグリップとブレーキレバーに取り付けます。
ブレーキレバーを握った状態でロックするので、これを外さないとフロントブレーキは解除されず、バイクの移動はできません。
ディスクロックとは違い、解錠するのを忘れることは、まずありえないので、利便性に優れていると言えます。
グリップロック選定Point
- 警報装置がついているものにする
バイクの盗難対策まとめ
バイクを盗難やイタズラから100%防ぐことはできませんが、これらの対策をすることで、少しでも防ぐことができます。
しかしながら、何事もバランスが大切です。
ロックをつけすぎて乗り降りが面倒になり、乗らなくなってしまうと、バイクを持ってる意味がなくなってしまうので、この辺が難しいところです。
- バイクカバーをして車種を判別させないことが大切
- バイクカバー+鍵2つを使う
- 2つの鍵は同タイプの物は使わない
- 乗り降りが面倒にならない範囲で対策する
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