先日の記事で、短距離・長距離それぞれに適した携行するべき工具を紹介しました。
この記事では工具ではなく、ロングツーリングで携行したい道具を紹介しています。
特に、北海道の様な広大な場所で、ガソリンスタンドや修理工場があまり無い地域のツーリングにもおすすめです。
携行したい道具類
バイクはメンテナンスをしていても、トラブルはつきものです。
自然発生的な故障や、路面から巻き上げた石などによる故障、立ちゴケなどによるレバー類の折損など様々です。
故障が発生した際に、自身で対処できるかどうかで、ツーリングを続行できるか・できなかが大きく左右されます。
レッカー搬送によって時間を無駄にしないためにも、最低限のトラブルに対処できるよう、必要な道具を揃えておきましょう。
ツールケース
せっかくツーリングに持ち運ぶ工具や道具を揃えても、バラバラの状態で持っていたら邪魔になることは間違いありません。
そのために、これらを小さくまとめるためのツールケースを購入しましょう。
ツールケースに工具などを差し込み、丸めることで、スマートに持ち運びができます。
タイラップ
タイラップ・結束バンド・インシュロックと業種や人によって、様々な呼ばれ方をしますが、数本携行しましょう。
立ちゴケ・転倒により、カウルやステップ(足を乗せる部分)が外れかかっている場合など、タイラップで固定することにより、応急処置が行えます。
工具類と一緒にツールケースに入れておけば、スペースを取られることも無い万能アイテムであるため、携行するべきと言えるでしょう。
ブレーキ・クラッチレバー
ベテランライダーでも立ちゴケをすることがあります。
立ちゴケをした場合に一番損傷しやすい部位は、ブレーキレバーかクラッチレバーです。
両者共に、バイクの走行には欠かせない大切なパーツであり、根元から折れてしまった場合には、走行することができなくなります。
そのために、交換用のブレーキレバー・クラッチレバーを携行しましょう。
また、事前に可倒式のレバーに交換をしておくことで、転倒時にレバーが折れる・曲がることを回避できる場合もあります。
パンク修理キット
パンク修理キットも持っておきたいところです。
大抵、パンクに気がつくのは空気圧が大幅に下がってからです。空気圧が低い状態で運転はスリップの原因となり非常に危険です。
早期発見できれば修理工場に持ち込むこともできますが、そうはいかない場合はレッカーか、キットを使って修理することとなります。
チェーン用の潤滑油
ロングツーリングでは雨に降られることも考慮しなければなりません。
チェーンの油は雨水で流れやすく、油が切れた状態で走行を続けると、チェーンの伸びや、固着を進行させる原因になります。
こまめに清掃・給油と、メンテナンスをすることも大切ですが、雨天走行後に給油をしてあげるだけでも、チェーンの寿命を伸ばすことができますので、是非とも携行したいアイテムです。
ガソリン携行缶
北海道や山間部・夜間の長距離走行を計画している場合は、ガソリン携行缶を携帯することをおすすめします。
携行缶のサイズが大きくなれば走行距離は伸びますが、それに比例して面積・重量が増えていきます。ガソリンスタンドへと直行するとして500mlあれば十分でしょう。
ロングツーリングに携行するべき道具まとめ
ロングツーリングに持ち運びたい道具を紹介しました。
バイクにはトラブルがつきものです。故障してしまった場合に応急処置ができると、時間を無駄にすることなく、ロングツーリングを続けられます。
しかし、自身で対応できないと判断された場合は、無理に応急処置をせず、レッカーを呼び、プロに修理を依頼しましょう。
そのためにも、レッカー搬送が保険料に組み込まれる任意保険に加入されることをおすすめします。
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