【1年点検×125cc】1年点検の必要性とSOXで点検した結果

【1年点検×125cc】1年点検の必要性とSOXで点検した結果 維持管理
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車検が不要な250cc以下のバイクは、半年点検・1年点検を受けないというオーナーも少なくありません。

しかし、250ccまでのバイクは車検が無いからこそ、1年点検を継続して受けるべきです。

この記事では、1年点検が必要な理由と、モンキー125(原付二種)の点検をSOXに依頼した結果と感じたことを記事にしています。

この記事を読むべき人は・・・
  • ~250ccバイクを所有している人
  • 1年点検を受けるべきか迷っている人
  • SOXの1年点検について知りたい人
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1年点検が必要な理由

法律はあるものの、罰則を受ける訳じゃないし、なぜ1年点検をする必要があるのか?

筆者が考える最大の理由は、第三者の目でバイクの状態を診てもらうことで、安全にバイクに乗ることができるという点です。

なぜ、第三者でバイクの(1年)点検をするべきなのか。それは、以下の理由が挙げられます。

  • プロに有償で依頼することで整備記録が残せる。
  • 自身で1年点検を行うには、知識と道具も必要。
  • 整備記録として残すことで、車両売却時に高価買取が期待できる。

プロに任せるという点では、有償で点検をおこなうことで、「(指摘事項をきちんと整備することで、)この車両は安全に乗ることができますよ。」とお墨付きを貰うことができます。

それに加えて、例えば1年点検の項目にはチェーンの診断も含まれているため、普段から自身でチェーンの清掃・給油・張り調整を行っていれば、プロの目で診たチェーンの状態や調整具合のフィードバックを受けることができます。

その結果によって、これまで通りにチェーンのメンテナンスを実施する・改善することができるため、バイクの知識の向上にもつながります。

バイクを買い取る業者は、専門機関による点検記録があることで、これまでの整備記録や年間の走行距離を知ることができたり、販売までにかかる各種修理費用の概算を出すことができます。

それに対し点検記録が無い場合は、査定の限られた時間でざっと状態を診ることしかできないため、修理費用を多く見積もる必要があります。

よって、点検記録があれば、修理金額の目安を出しやすくなるため、買取業者も上限ギリギリの査定額を提示してくれることが多いです。

車両の買い取り査定は、買取相場から修理が必要な箇所の費用を削って査定額を出す!

例:買取相場70万円のバイクの場合(\700,000 – 修理費用 = 査定金額)

※最終的に利益を乗せて販売するので、買取相場の10%を利益とした場合、77万円が販売金額となる。

SOXで1年点検を受けた結果

【1年点検×125cc】1年点検の必要性とSOXで点検した結果:整備記録

ホンダ モンキー125購入から1年が経過したため、購入元である株式会社バイク館イエローハット(旧名:バイカーズステーション ソックス)(以下、SOXと表記)で1年点検を受けました。

正直、安心を買うことは・・・できたかもしれませんが、不満の多かった点検結果です。

点検費用

SOXでおこなう1年点検の費用については排気量ごとの価格設定に加え、カウルの有無で料金が変わります。

50cc~125ccのカウルが付いていないバイクの場合、1年点検の費用は税込み11,000円

排気量料金
50cc~125cc11,000円
126cc~250cc13,200円
251cc~400cc15,400円
401cc~19,800円
401cc~(外車全般)30,800円
バイク館 イエローハット 1年点検料金表より

1年点検の料金設定としては、”少し高いかな”と思う程度の価格設定です。

筆者が少し高いと判断した理由は、ホンダドリーム(以下、正規販売店と表記)へ1年点検を依頼しても同程度の金額で実施して頂けるためです。

正規販売店は1年点検などであれば、他社で購入したバイクでも嫌な顔をせずに引き受けて頂ける場合が多く、専門知識の豊富さや、不具合解決までのスピードを考えると、正規販売店で受けるのが最善とも考えられます。

ただし、中古車補償が残っている期間は、バイクを購入した店舗で各種点検を受けるべきです。(他社で点検整備をしてしまうと補償が失効してしまう)

作業時間

1年点検にかかった作業時間(待ち時間)は、3時間半でした。

飛び込みで点検を依頼した訳ではなく、1ヶ月以上前に日付・時間を指定して予約をした上での作業時間です。

また、予約をした際の電話では「作業時間は1~2時間程度」と伝えられていましたが、点検当日に受け付けをすると「3時間~4時間かかります」と伝えられたため驚きました。

代車を出してくれる訳でもないため、店内で待ちぼうけ・・・。

店内・周辺施設で3時間半もやること無いよ(;´∀`)

ホンダドリームで1年点検を2台(CB400SFと400X)同時に依頼した場合、オイル交換・チェーン清掃・給油・調整込みで1時間程度で済んでいました。


推測ですが、SOXでは点検と同時に他のバイクの作業(店舗で購入した部品の取り付けなど)もおこなっているため、時間がかかるのだと思います。

もしそうであれば、1台づつ集中して作業をして欲しいというのが筆者の感想です。

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指摘事項

1年点検の作業が完了した後は、軽く報告を受けてバイクを引き取りました。

この1年での走行距離は約1,500kmのと低走行のため、修理や交換が必要な部品はありませんでしたが、2点の指摘をされました。

指摘1:ブレーキのボルト緩み

【1年点検×125cc】1年点検の必要性とSOXで点検した結果:ブレーキの不具合

1点目はリアブレーキのロックピンの緩み。

このロックピンはブレーキを固定するためのボルトのため、最悪のケースでは走行中にリアブレーキが脱落し、停車できなくなる可能性もありました。

大事に至る前に発見できたのは1年点検を受けたおかげだと思います。

フロントブレーキだけを使って60km/hから停車するなんて想像しただけでも恐怖!

ロックピンは自然に緩むものでは無いため、誰かが締め付けを忘れたことが疑われます。

真相は分かりませんが、1年前に同社で納車して以来、触っていない箇所なので、”もしかしたら”納車整備の不備だったのかもしれません。

指摘2:チェーンの張り

2点目のチェーンの張り具合については、点検作業の途中で連絡をいただいていました。

点検中に修理が必要箇所が見つかった場合、修理実施の有無を聞かれる!

1週間前にチェーンの清掃・給油・張り調整をおこなった際、張りすぎてしまった様です。

これは自身で解決できる問題のため、調整は依頼しませんでしたが、結果報告時、丁寧にチェーンの張り方のアドバイスをしていただけました。

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1年点検の必要性と点検結果まとめ

車検が不要な小型排気量(50cc・125cc)~250ccまでのバイクで1年点検を実施する必要性と、SOXで1年点検を受けた結果を紹介しました。

筆者のモンキー125の様に、年式が新しい車両の場合、交換・修理が必要な部品などはあり多くありませんが、年式が古くなるに連れて修理が必要な箇所が増えてきます

また、ご自身でバイクの状態を診断するには道具だけでなく知識も必要になるため、年に一度はプロに点検を依頼し、安全にバイクに乗れるよう、点検整備を依頼することをおすすめします。

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