賃貸やマンションなどの集合住宅に住んでいて、バイクを駐輪場や空きスペースに停めることができない場合、バイク専用の駐車場を確保する必要があります。
既に自動車用として駐車場を借りている場合は、自動車の後方にバイクを駐車することで、新たに駐車スペースの確保(契約)をしなくても済むかもしれません。
この記事では、バイクと自動車を同じ駐車スペースで保管する許可を、管理会社や大家から得やすいパターンを紹介します。
よくある駐車場での許可
多くの賃貸で見られる駐車場のパターン。
図の様に、横一列で駐車場が並び、後方に住居の出入り口やベランダ・敷地境界のフェンスや壁がある駐車場の場合です。
この図では①〜③まで、自動車の後方にバイクを駐車したパターンを紹介しています。順番に検証していきます。
駐車方法①
自動車を駐車スペースに収めるため、バイクを後方に寄せています。
この場合、後方に何があるかによって許可されやすいかが決まります。
この駐車方法のポイントは、バイクの付近を他の住人が通行するかです。
そのため、後方がフェンスや壁であっても、実質的な通路となっており、完全に塞いでしまっている場合は、許可を得にくいといえます。
許可が降りないとしている、駐車場の後方に玄関があるパターン。
これは通行の妨げになるだけでなく、バイクが倒れるなど、後々、管理会社や大家へと苦情が入る可能性があるため、断られることが多いでしょう。
また、各部屋のベランダがある場合、その部屋の住人に不快感を与えるため、許可は降りにくい傾向にあります。(バイクを出す・停めるまでに時間がかかるため、覗かれていると感じる。)
駐車方法②
この駐車方法は、当然、許可は降りません。
後方の通路は確保できているものの、自動車の前方が駐車枠から飛び出しているためです。
駐車方法③
最も駐車の許可が降りやすいのは③。
駐車している自動車が、軽自動車やハッチバックなどのコンパクトカーであれば、後方にある通路の隙間を確保しつつ、駐車枠から自動車が飛び出さずに、自動車・バイク共に駐車する事ができます。
そのため、管理会社との交渉はスムーズに進むでしょう。
駐車場に対してバイクを横向きに停める場合、搬入経路にも気を遣いましょう。
周囲の車へ傷をつけてしまった場合は、当然、バイク側の責任になります。
ほぼ確実に許可される・されない駐車場
この2つの駐車場は、ほぼ確実にバイクを駐車することが許可される駐車場と、許可されない駐車場です。
前項で説明をした「人の通行を妨げるか」に加え、反対側に駐車している車へ影響が出るかで判断をすることができます。
ただし、赤色の車両とバイクの様に、通行や他車両への影響が低い場合は、交渉する余地はあるでしょう。
縦列駐車場を借りる
駐車場・駐輪場に余裕がない場合、一部の賃貸では、自動車を2台停めることができる縦列駐車場もあるため、これを活用するもの一つの手段です。
縦列駐車場であれば、「フルサイズSUV+バイク」はもちろん、「軽自動車+コンパクトカー+バイク」など、自由に駐車することができます。
また、費用面でも駐車場を個別で2ヶ所借りるよりも、縦列駐車場1ヶ所借りる方が安いことが多く、広いスペースを利用できるので、簡易車庫を使ってバイクを保管することも可能です。
車の後ろにバイクを駐車・許可されやすいパターンまとめ
賃貸住宅における、バイクの駐車許可について紹介をしました。
賃貸住宅の駐車場は、地域により価格の違いはあるものの、数千円程度が積み重なることにより、維持費が膨んでいきます。
余分な維持費は削り、メンテナンスやカスタムパーツなどに費用を注ぎ込むことができるよう、駐車場所に工夫することをおすすめします。
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